少し更新が滞っている間に三周年を迎え、四年目に突入。
最近は、さらに参加してくださる方が増え、ますます絶好調の「水曜日の会」。
これからも、ますます面白いことをやっていきたいところです。よろしくお願いします!
- 【交易王】
特殊カードの「強力さ」と、その強さのバランスのばらつき具合に苦言が呈されることもあるこのゲームですが、これくらいのバランスは許容範囲内かな。
このくらいのバランスの方が、「そのカードを取ればいいのかー。よし!もう一回!」という流れになりやすい気がするのです。実際、今回も初プレイの方から「もう一回!」の声がかかり、二連続プレイ。
「強力すぎ」、「バランスが悪い」というは分かりやすさに繋がっているのだ、と大らかに捉えるということで。
30分くらいで一ゲーム終わるわけだし、目くじらを立てても、ね。- 【エクストリームリミット】
タイマーのベルが鳴るまでの間に、いかにうまくコマを動かして、配られたカードに示された通りに配置できるか?というリアルタイムゲーム。
最初から入っているタイマーが一回目のプレイで壊れてしまい、その後、なかなかプレイされることのなかったこのゲーム、代わりとなりそうなタイマーを見つけたので久々にプレイ。
家電量販店で非常に安く売っていたぜんまい式のタイマーだったのだけれど、これがいい感じの「カチカチ音」を出してくれ、もともと入っていたタイマーと遜色なし。また、時間が来た時の「ジリリリ!」という音もなかなかよく、非常に満足。
このゲームの場合、このタイマーによる「煽り」がしっかりしていれば、もう、それだけでゲームは自然と白熱。もちろん、今回も。
「もともと入っているタイマーが壊れやすい」ということを覗けば、ホント、いいゲームだよなぁ。- 【ズライカ】
初見の時は、「これで差がつくのかなぁ」とバランスが悪く感じたのだけれど、やりこむほどに、じわりじわりと戦略が見えてきた気が。
進行方向に置きたくなる絨毯を、「どうせ避けられるのなら」と、あえて後ろに置いて・・・とか、ボード上の四隅にうまく絨毯を配置して、アサームの動きやすい範囲を狭めていく・・・とか。
実際に、これらの戦略が戦略と呼べるものかどうかはわからないけれど、少なくとも繰り返し遊んで、試してみたくなる魅力は充分だと思った。- 【ねこギャング】
クニーツィアによる子供ゲーム。
「場に手札を捨てることによって、自分の手が進む以上に、他の人の手を進める手助けとなってしまうかもしれない」というドイツ年間ゲーム大賞受賞の「ケルト」でも使われた御馴染みの手法がここでも。
「ケルト」や「ロストシティー」、「ロードオブザリング二つの塔」ほどのジレンマは感じられないにせよ、一手一手が小さいながらも確実に差となり、勝敗に関わってくる感覚は、子供ゲームとはいえ充分。というか、この損得勘定を子供がやっちゃうとしたらすげぇな。- 【ブロクス】
「ズライカ」と同じく、今年の年間ゲーム大賞の最終ノミネート作。
世界のゲームファンの評判は、ノミネート作の中でもっとも芳しくなく、群を抜いて評判が悪かった作品で、個人的に非常に気になっていたのですがはたして。
いやはや、なんとも不思議なゲーム。
カードのマネージメントが大事なようで、自分のコマは四つもあるから、カードに拠らなくても意外と自由にできるのかもしれないし、さらに他のプレイヤーのコマを攻撃することもできるし、でも、攻撃にするにしても、結局はカードが必要だし・・・という思考のループ。
そして、その思考の繰り返しがイマイチカタルシスに繋がっておらず、いや、勝利へ結びついているかさえも謎のような。
でも、なんだか、この掴み所のなさがなんともクセになる感はあり。
実際、他にプレイした方から「もう一回やってみたい」との声を立て続けにいただいたところをみると、ひきつけるものはなにかしらあるようで・・・。
かといって面白いかというと・・・あ、いや、これはやってみてください。(笑)- 【イラスト募集中】
トイバーが傑作粘土ゲームの「バルバロッサ」を発表した翌年に発表したという、こちらはイラストを用いたゲーム。
「描くべきお題が、イラストを描いた後に発表される」というルールが秀逸。
それによって、あれこれ言いながら、どのイラストが相応しいかのやり取りをする、というゲーム的なファクターもちゃんと増やすことができているし。
そのほか、美術点もあるにはあるがお題に対してイラストが後付けされることによっての採点のため、イラストの上手い下手がそれほど影響しなかったり、同じイラストを使って2ラウンドを行ったりというルールがいちいちニクイ。
これは間違いなく「バルバロッサ」より面白い。
これはいつか絶対手に入れたい。
新作から、少し古めの珍しいゲームまで今週も沢山遊べました!
それにしても「イラスト募集中」!これは、本当に面白い!ゲーム開始直後から終了まで、本当にメンバー全員が笑いっぱなし。ゲームとしても、気の利いたルールが多く、唸らされっぱなしだったし、これは本当に名作。欲しい!欲しい!