2009年01月28日

ゲームレビュー: もっとホイップを(...aber bitte mit Sahne / Jeffrey D. Allers / Winning Moves / 2008)

「ケーキの切り分け」というテーマと、切られたケーキの一片を模したタイルのデザインに一目惚れして購入。

「話のタネになればいいか」ぐらいの気持ちだったので、正直、内容についてはたいして期待もしてなかったのですが、「話のタネ」どころか、09年一発目のオススメタイトルとして、いろんな人に「これいいよ!」と言いたくなるタイトルでした。

システムとしては、こんな感じ。
手番プレイヤーが、ケーキの一片をかたどったタイル11枚からなる山を取り、それを並べ、ケーキのホールを作ります。
その後、実際にケーキをカットするかのように分け、その後、各プレイヤーが自分の欲しいカットを取っていき、最後に、カットしたプレイヤーが取る、と。
この、ケーキを取った時に、「すぐ食べる」か「取っておく」かを取ったケーキの一片ごとに選択します。
この時の選択がによって、得点の方法が変わってきます。
まず、食べた場合。
この場合は単純に乗っているホイップの数がそのまま得点になります。
次に、取っておいた場合。
この場合は、ゲーム終了時に、それぞれの種類ごとに一番多く取っておいたプレイヤーが、そのタイルに書かれた数字分の得点を得ます。(ちなみに、書かれている数字は、このゲームにその種類のタイルが何枚含まれているのかも表しています)
この流れをホールのケーキ5つ分繰り返して一ラウンド終了。
説明書には、行うラウンド数については細かい数まで言及されていないようですが、人数ラウンドか、だれかが決められた得点を獲得するまでやったほうがいいかと思います。

で、ここまででルールのほぼ8割から9割ほど書いてしまったんじゃないかってくらい。
それくらい手軽でわかりやすいゲームなのですが、面白さは抜群。

とにもかくにも、その得点のシステムが秀逸。
単純な二者択一に見えて、実は考えどころいっぱい。
例えば、このゲームにおいて、一番枚数が多く11枚出てくるチョコレートケーキ。コイツに乗っているホイップは三つ。
ということは、4枚食べちゃえば12点獲得。
過半数の6枚を取って11点獲得するぐらいなら、食べちゃったほうが圧倒的に効率良し。
じゃ、常に食べてしまえば・・・って、あまり食べ過ぎると誰かがたった二枚取っておいただけでトップになって11点獲得、なんてことも起きちゃうわけで。
逆に、取っておいたらおいたで、トップ争いが泥沼化して、あまり美味しくないカットを取らざるを得ないハメになったり、その上、得点効率もまったくもって悪くなったり・・・。
そんなこんなで、カットされたケーキを取る度に、食べるべきか取っておくべきかの選択に悩まされるというわけです。

この、システムとテーマの合致具合。
切り分けて、取って、食べて・・・この一連の流れがそのままゲームの流れになっているっていうのは、美しいとさえ思えます。いや、ホント、大げさでもなんでもなく。

そのシステム上、ラウンド終盤になるとあれこれ考えちゃってキリがなくなったり、キングメーカーを作ってしまう展開になってしまうことも予想されるのですが、そこをとやかく言うのは、このゲームの幹の部分ではない気がします。

せっかくの見た目も楽しく、面白さも抜群のゲーム、楽しい雰囲気で遊ばないと損!

その見た目と手軽さから、大定番化する可能性も大!
強烈にオススメ。

posted by タナカマ at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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