2010年01月04日

年越しゲーム合宿in新島 その1

29日の夜出発の翌朝現地到着、年越しを挟んで2日に帰宅という4泊4日の日程で、年末年始ゲーム合宿へと新島へ行ってまいりました。
ちなみに、ゲームにどっぷりという人間は、ほぼ私一人。構成は男性3人、女性2人の5人。ゲームが趣味という感じではなくても、どんなゲームに対しても積極的に楽しむ姿勢で付き合ってくれる仲間というのはありがたいものです。大いに飲み食いをしながら、おしゃべりを楽しみつつ、賑やかにやってまいりました。


12月29日(船の中)
というわけで、新島に向かう客船の中。
22時竹芝発の翌朝現地到着ということで、時間はたっぷり。
そりゃ、ゲームをやるしかあるまいという感じで、部屋に入って早速取り出した「カードカソンヌ」から、今回の合宿はスタート。

【カードカソンヌ】

船の中の一発目として、最近のお気に入り「カードカソンヌ」を。5人。
最初に並べる10枚のカードが、極端な形で黄色に偏り、スタートプレイヤーだった私は、すぐさま獲得。二位以下を大きく引き離し、余裕の展開。
ちびちび稼ぎながら、ほかのプレイヤーへ大きなボーナスを与えないように、建物を押さえていくという方向で行くこととする。
・・・という作戦自体は悪くなかったと思うのだけれど、ちびちび加減があまりにちびちび過ぎたことで、じんわり差を詰められ、加えて、獲得した建物カードのカウントを間違えたばっかりに、最後の建物ボーナスもほとんど得られず。
結果、終わってみれば、4位。
私の詰めの甘さが浮き彫りとなりましたとさ。


【ラミィキューブ】

相部屋となったほかのお客さんが部屋に戻ってきたため、ゲームはオシマイ。
・・・っていうのは、あまりに寂しいだろうということで、夜中の甲板に出て、風にもとばされる心配のないこちらを。
インストを含めてのプレイだったので緩く楽しもうというスタンスだったのだけれど、楽しむ以前に寒すぎ!
テーブルに乗せた手も熱を奪われ、完全にプレイに支障が出てきたので、1ゲームだけやったところで撤退。


【カードカソンヌ(二回目)】

明けて朝。港に着く前に軽く一戦。5人。
昨晩のような消極的なプレイは二度とするものか!と、駒を置くか、カードをプレイするか、迷ったときは、得点が伸びること期待して、カードをプレイすることを選ぶこととする。
・・・が、これでも惨敗してしまう私。今回は、一人だけ圧倒的に置いていかれての5位。
「二点と建物カード」みたいにしか得点のとれないラウンドが二回もあっては当然の結果だけれども、そこまで極端な形で裏目に出てしまうなんて。

それにしても、遊び込むほどにいいゲームです。「カードカソンヌ」。
のるかそるかのちょっとしたギャンブル的なノリの部分あり、裏向きのカードを巡るちょっとしたブラフ的な駆け引きあり、動物カード、建物カードといった、中〜長期的なマネージメントあり、とゲームをゲームたらしめる要素がいい意味で「ほどほど」に混じり合い、抜群の面白さになっているんだよなぁ。ホント、この「ほどほど」加減が絶妙。


12月30日(一日目)

【トバゴ】

宿に着き、軽く買い出しをしての、まず一戦。4人。

トバゴ島という、宝の眠る架空の島が舞台の宝探しがこのゲームのテーマ。
プレイヤーは探検隊となり、手番が来たら宝のありかを示すカードをプレイするか、自分の駒を動かすかを選択。
宝のありかを示すカードには「森の隣」、「最大の草原エリアにはない」といった条件が書かれており、カードが一枚プレイされるごとに、ボード上、その条件に該当するマスが徐々に減っていき、結果、一マスになると、そこが宝のありかとなるという仕組み。
その後は、宝のありかへと自分の駒を進めたプレイヤーが、めでたく宝を発見し宝カードの分配を行う、というような流れでゲームは進行。

この、宝の発見までの過程がまず秀逸。
徐々に明らかとなっていく宝のありか、処理自体はゲーム的でありながら、雰囲気とも実にマッチしていて、自然と気分は盛り上がります。
加えて、宝を発見してからの得点の獲得方法もこれまた秀逸。
宝を見つけた人だけがオイシイ思いをするわけではなく、その宝のありかを明らかとするためにカードをプレイしたプレイヤーは、全員、宝を獲得するチャンスがあります。
発見したプレイヤーにも、それなりにメリットはあるのですが、絶対的に有利になるわけではなく、カードをプレイしていれば、それだけである程度オイシイので、積極的にカードをプレイするモチベーションを高めてくれ、ゲーム中の中だるみ感は皆無。非常に前向きなプレイ感。足の引っ張り合いを組み込まなかった作者には、ただただ拍手を送りたいところです。
ほかにも、手番中のアクションに幅を与えてくれる「アーティファクト」タイルや、はずれの宝カードにあたる「呪い」カードの存在など、ゲームを盛り上げてくれるアイデアも豊富に盛り込まれており、飽きさせません。
プレイ時間もほどよく、道具立て、雰囲気もバッチリ。
「マニラ」が手に入りにくくなった今、ツォッホ社の次なる定番タイトルとして、オススメしていきたいところ。

プレイの方は、カードのプレイと駒の位置どりがうまくハマって、スタートダッシュに成功するも、ある時の宝の分配時に、一枚目がいきなり呪いカードという大事故が響き、終わってみれば最下位。トホホ。


【ケルトカード】

お昼ごはんをどうするか?というやりとりの時間の合間に。3人で。
3人はやっぱりちょっと緩いので、積極的にスタートしても損はないかと思うのだけれど、今回はある程度得点が見込める状態になってからプレイをスタートするというやり方でプレイ。
もう少し具体的に書くと、開始直後は同じ数字のカードが二枚揃ったら、そのカードが使えるかどうかはさておき、とにかく願いの石を獲得。ある程度循環した手札を見て、効率良くカードが回せる色をプレイしていく、という感じ。
プレイ経験があるのが私だけだったこともあってか、これが見事にハマって、余裕を持っての勝利。
そうこうしているうちに、お昼ごはんは島寿司に決定。


【ごいた】

お昼の「島寿司」と買い出しを挟み、午後の部スタート。
一発目は軽く、ということで最近また自分の中でのブームが来ている「ごいた」を。

二人一組のチームとなり、どちらかのプレイヤーが配られた8枚のカードをいかに早く無くすか、ということを競う石川県の一部地方でしか遊ばれていないマイナーな伝統ゲームをカードゲーム化し、手軽に遊べるようにしたタイトル。

非常にシンプルなだけに、最初のうちはあれよあれよという間に終わってしまうゲームに戸惑うだけ、ということも多いのですが、慣れてくると、シンプルな中に入り交じる思惑やチームメイトとの呼吸の合わせ方が見えてきて、俄然面白くなります。

一度、その面白さに気付くと、クセになるものがあり、侮れないタイトルです。
今回も自分以外は初プレイ、ということで、最初は淡々と楽しむ感じだったのですが、2ゲーム、3ゲームと遊んでいるうちに気付けばなかなかの盛り上がり。

ちょっとお試し、という感じだったので、一度勝利チームが決まったところで終わり、ということになったのですが、ルールを全員が把握したので、次回以降、時間調整の大定番となりそうな予感あり。


【ファクトリーマネージャー】

フリードマン・フリーゼの09年エッセン新作。
工場の従業員をやりくりしながら、設備を拡張しながら、収益を増やしていくことを目指します。

一手一手がシビア過ぎることと、一回大きなミスをおかしてしまうとなかなか逆転が難しかったりという部分で賛否両論があるようですが、トップを走っている人でもミスを犯してしまうと逆転を許す可能性も高いわけだし、ラウンド数も多くなく、プレイ時間もそこそこなので、繰り返し遊ぶことを前提とすれば、このバランス調整は大アリではないかと思うわけです。

今回、私以外の4人のメンバーは初プレイだったのですが、マニュアルに書いてある初回プレイ時のアイデア、「5人プレイは避けた方がいい」、「最初のラウンドはエネルギーのコストが値上がりしないようにセッティングする」ということをせずに、相当シビアだと思われる本来のバランスでのプレイ。

ちょっと不安はあったのですが、結果としては、この選択が大正解。
全員が余裕のあるプレイが出来ず、突っ走るプレイヤーも出ることなく、一手一手のシビアな駆け引きを存分に楽しめる展開に。
どのタイルを市場に並べるか、という駆け引きも、思惑がちょっとでもはずれると手痛いしっぺ返しをくらってしまうので、より奥深い駆け引きとなったような印象。
初回プレイだからと言って、臆することなく本来のバランスで遊んでみるべきなのかもしれないですね。


【カリフォルニア】

さて、温泉と居酒屋での夕飯を挟み、ここから夜の部。

まずはミヒャエル・シャハト作による「カリフォルニア」。少し前の作品ではありますが、軽めのシステムと、自分の家を豪華にして友達を招くという、楽しげな雰囲気が今回の旅にぴったりだろうということで選択。
手番が来たら、場に並べられたタイルを一枚購入するか、銀行から金チップを一枚獲得するかします。
ラウンド開始時に銀行に4枚の金チップが並べられるのですが、銀行に並べられたチップの枚数が、その時、タイルを購入する場合のコストになるというのが面白いところ。ラウンド開始直後はコスト4かかるところが、そのラウンド終盤になると1になるわけなので、その差はかなり大きなものとなるわけです。
この駆け引きはかなり熱く、発売から少し間は開いていますが、今でも色褪せていないものがあります。

ゲームとしては、バランスにちょっと難ありな印象で、この「カリフォルニア」のタイル配置の部分をより煮詰め、洗練させたと思われる「アクアレット」の方が完成度は高いと思うだけれど、このゲームのややいびつなバランスは、それはそれで味、ということで。


【カリフォルニア(二回目)】

で、かなり盛り上がったので、続けざまにもう一戦。
プレイ時間が45分くらいのゲームというのは実に使い勝手がいい。


【オートモービル】

ここでより本格的なゲームを、ということで09年のワレス作品を代表する一作「オートモービル」を。

生産した自動車をしっかりと売れるかどうかの見極めがこのゲームのキモだと思うのだけれど、全員が初プレイだったこともあって、全員が守りの姿勢。
確実に売れる分を確実に生産するという方向性のプレイがほとんどで、駆け引きが本来想定されているものよりも薄かったかり、資産の管理がそれほどギリギリにならずになったりと思うのだけれど、それでも十分に濃密な3時間。
ゲームの方は、一人、低価格車を大量生産し、積極経営を行っていたKさんの勝利。

自動車業界を舞台に、新たな自動車が開発されるとともに、古い時代の自動車は価値を失っていく様が、ゲームとしての雰囲気を実にうまく高めていて、そういう意味でもよく出来た作品だと思った。
敷居は高いけれど、何度も遊んでみたいところ。


【ウム・コプフ・ウント・クラーゲン】

「オートモービル」が終わったところで、結構な時間だったため、お正月ならではのダイスゲームタイムとして、ゲームを選択することに。

まず選んだのは、ステファン・ドーラのこちら。96年作と古い作品で、ルールはこれいじょうないと言うぐらいのシンプルさ。コッテリ系のワレス作品のあとにこのシンプルさはちょっと不安もあったのですが、プレイ開始後、すぐに盛り上がった。

手番が来たら、場にチップを出した上で、ダイスを三つ振ります。出た目が気に入らなければ、さらにチップを払うことで振り直し。こうして、最終的に確定した目の合計数が、それまでに出ていたものよりも高かったらチップ獲得の権利を得ることができます。誰にも目の合計数を上回れることなく、手番が一周してきたら、チップを獲得。
チップのなくなったプレイヤーは、手元にある金塊カードを放出することになります。金塊カードが放出されたら、今度は、この金塊カードをめぐっての競りが開始。チップによる競りを行い、入札額の高かったプレイヤーが金塊カードを獲得。
これを繰り返し、最終的に金塊カードを25点分獲得したプレイヤーが勝利します。

荒削りのようにみえて、振り直しのルールやチップを使っての競りのルールに実に気の利いたものがあり、ドーラのセンスの良さを感じる一品。


【冷たい料理の熱い戦い】

そして、一日目の締めもまたダイスゲームで。

ダイスを振り、ボード上を進み、一周すると得点タイルを獲得。すべてのタイルが獲得されたらゲーム終了となり、もっとも得点を獲得していたプレイヤーが勝利となります。
ダイスを振った時に、7を越えていなければ、さらに追加でダイスを振ることができ、7を越えなければ、最大で三つのダイスを振ることができます。で、出た目の合計に振ったダイスの個数をかけて出た数だけ進むことが出来ます。二個振っての合計が「6」なら12マス、という具合。もし、7を越えてしまったらバースト。スタートに戻されるので、状況に応じて賭けに出るか出ないかという選択が求められます。また、他のプレイヤーのコマと同じマスに進んだ場合、もともといたコマに乗ることができるのですが、もし乗ることができたら、下になったコマが進むとき、上になったコマも一緒に進むことができるというルールがあり、ただダイスを振るだけではなく、やったやられたの盛り上がりも楽しめる作り。

三回振って7だとちょうど一周出来るようにつくられたボード、他のプレイヤーのコマにうまく乗った時の快感と、乗られた時の悔しさ、などなど、盛り上がりのツボを押さえた作りで、クラシックとなっているのもうなずけるタイトル。
得点タイルの点数は別にひねりもなにも無いんだけれど、小さな点数をおざなりにしておいても勝てるわけでもないし、点数を気にせずに確実にプレイしていて勝てるわけでもないし、という意外と絶妙なバランスになっているのもよく出来てます。

久々に遊んだけれど、やっぱり安心して楽しめるタイトルで、寝る前のもう一盛り上がりにはちょうどいい感じ。


そんなところで一日目終了。
最初から結構なペースでたっぷり遊べて、大満足。
続きはまた、次のエントリーで。

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