2010年11月12日

2010適度ゲーム大賞!

Twitterで、「『原始の生活』と『ブタなかま』が、今年の適度ゲー大賞作品」みたいなことをつぶやいたところ、いくつかの反応をいただいた。
「適度ゲー」というものの定義もなにもなく、本当に軽いつもりでつぶやいたのだけれど、たしかに、ちゃんと考えてみてもいいような気がしてきた。

とはいえ、もともと「ちゃんと考える」ということがイマイチ苦手な私なので、今一度ざっくりと、くらいの感じだけれども。
とにもかくにも、こんな定義で。

・ルールが簡潔、明瞭(ちょっと込み入ったルールでも、分かりやすければオッケー。簡単過ぎてもあんまり期待感が煽られないし、展開がイメージできちゃうことがあるので、ダメ。適度に)
・プレイ時間45分くらい(軽すぎると、負けた時の悔しさがあまりこみ上げてこないことあるため、あらたまってプレイする、くらいの時間は必要。適度に)
・運と戦略性、それぞれがほどほど
・テーマにあまり硬派でなく、かといって緩くなく、好き嫌いもなさそうなあたり


と言ったところでしょうか。
もちろん、こうでなきゃいけない、という定義でもなんでもなく、こんなもんかなー、くらい。
お風呂で言ったら39度くらいなんだけど、温度計で測ったわけでなく、手の感覚で「こんなもんかなー、さて入るかなー」というようなイメージ。
・・・わかりにくくてすいません。

とにもかくにも、私が独断と偏見で選んだ「2010適度ゲーム大賞」を、発表したいと思います!
今年は、二タイトル!(って言っても、今年が初めての発表)

・原始の生活(Jager und Sammler / Reiner Knizia / Amigo)

「ゾンビゲドン」というタイトルもアレだし、グラフィックもアレな感じだったゲームを、作者のクニーツィア自らリメイク。
「ゾンビゲドン」だったら適度ゲーとは言えなかったけれども、タイルも見やすくなって、テーマもややほのぼの路線になったので、見事受賞。
駒の動かし方が適度に悩ましく、武器とマンモスがいいアクセントになっていて、手元にタイルが増えていくのがなんとも嬉しい。
一時期、個人的なゲーム会では、これを一ゲーム目とすることが多かった。ちょうどいい感じにあったまるんだよなー。

・ブタなかま(Schwinebande / Stefan Dorra / Hans im Gluck)

手番が来たら、タイルをめくって、そのタイルにコマを置くか置かないか、の前半部。
置いたコマから一直線上(ほかのコマが一直線上に置かれている場合は、そのコマのところまで)に置かれたタイルを取って、タイルを集める後半部。
初プレイの時、この二段構えに関するルールを聞いただけで、悩ましさが想像できてワクワクしたことをよーく覚えています。
加えて、ラウンドをまたいでタイルを持ち越すかどうかの悩ましさ、ほかのプレイヤーのコマの置き方に悶絶したりもあり。
ところどころ、ルールの荒らさ、というかザックリ感が強いような感じもあるけれど、その分、わかりやすいので、オッケー!


で、ここからは惜しくも受賞とならなかった候補作を、推薦作として発表。

・ジャストフォーファンカラーズ(Just 4 Fun Colours / Jurgen P. Grunau / Kosmos)

カードを使った四目並べ。
ルールは分かりやすいし、テンポもいいし、間違いなく楽しい作品ではあるのだけれど、適度感でいったら、ちょっと軽すぎというのとアブストラクトな見た目は好き嫌いがでちゃうかな、という感じなので、推薦作ということで。
一回遊ぶと、ついつい二度三度立て続けに遊んでしまう、魅力のある作品であることは間違いないので、テンポのいいゲームを遊びたい!という方には、文句なくオススメです。

・ズーロレットミニ(Zoolorett Mini / Michael Schacht / Abacus)

ドイツの年間ゲーム大賞にも輝く「ズーロレット」のミニ版。
コインのルールがばっさりとカットされ、「タイルをひくか、引き取るか」の悩ましさがクローズアップされたのは好印象。
テーマも魅力あるし、箱の大きさ、値段のお手頃なところも適度感満点なのだけれど、リメイクということで、推薦どまり。 (「原始の生活」もリメイクではあるのだけれど、それはそれ、ということで・・・)


と、一通り発表させていただきました。
「遊びやすくて、面白い。悩ましくって、負けると悔しい」
私自身、じっくりと時間をかけて、戦略を組み立てて、というゲームは好きですが、こういったいかにも「ゲーム」という感じの、適度な作品もいいなぁ、と思う次第です。

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posted by タナカマ at 16:55| Comment(2) | TrackBack(1) | ゲーム徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このところ目新しさを求めすぎて、ボードゲームに出会った頃の興奮を忘れがちな今日この頃、適度ゲーはもっと評価されていいんじゃないかと思います。奇しくも全部ドイツゲーム(しかもメビウス系)ですね。さらっと遊び流してしまいがちですが、忘れた頃にまた出して、末永く遊んでいきたいものです。
Posted by おの at 2010年11月12日 18:03
おそらく、このくらいの感じのゲームというのは、ある意味、「長く遊べる」作品ではないかと思うのです。
テーマ的にも廃れるものではないですし、ルールを読み返すのも苦にならないくらいですし。
これからもこういう作品に出会ったら、取り上げていけたらなー、と思っています。
Posted by タナカマ at 2010年11月14日 20:12
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Weblog: FUL
Tracked: 2010-11-14 05:01
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