2006年05月31日

5月31日 第48回「水曜日の会」

「水曜日の会」も他の多くのゲーム会同様に、参加者の方々にお持込いただくゲームによって成り立っているのですが、最近、持ち込まれるゲームの幅が非常に広がっているような気がします。
今週も、アクション要素のあるゲームから、子どもゲーム、まだ日本未紹介の超新作など、多くのゲームをお持込いただきました。ありがとうございます。

で、今週、私が遊んだゲーム。

・チップチップフラー
・海賊
・レスパブリカ
・ハリガリ
・ハニーロード
・ターボタクシー
・銀行強盗
・ジャスト4ファン
・トランプトリックスゲーム!
・ジャスト4ファン(二回目)

ちなみに、今週からレポートの写真を一回り大きいものにしました。
先週までの大きさでは、魅力を伝えるには小さすぎた!

・チップチップフラー(Chip-Chip Hurra / Klaus Teuber / Klee / 2001)

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ずっと遊んでみたいと思っていたこのゲームを、待望の初プレイ。
盤上にずらっと並んだロボット。このロボットを完成させるためにチップを集めるのがゲームの目的となります。
まず、自分の手番がきたら、チップを「博士」をかたどった板を使い、ボード上に弾き入れます(!)。チャンスは三回。これがまず超重要。弾きいれることができないと、せっかく獲得したチップはあえなく没収。
で、これが成功したら、獲得すべくロボットを弾き入れられたチップに隣接するマスへ移動させます。
さて、これですんなり獲得かというと、そうではなく。いや、正確には、隣接させることのできたロボットが一台だけならすんなり獲得。複数のロボットが隣接したようなら、その中のどのロボットが獲得できるか、の判定に移ります。
この判定方法が秀逸。
各ロボットの中にはダイスが入っていて、基本的にはこのダイス目勝負になるのですが、じゃ、振り合って目を比べるのか?というと、そこはドイツゲーム。ここにもワンアイデアが盛り込まれているわけです。それも、とびきりの。
ボード上、マスとマスの間には段差が設けられており、ロボットを移動させる時に、この段差によって、ロボットの中のダイスが勝手に回転。目が変わる、と。
展開図を頭に描いて動かせば・・・と思っても、アナログゲームの妙味で回転しないことも、もちろんあり。
このなんとも妙なシステムといい、ロボットがムダにデカイことといい(「汚し」まで入っているし)、「ある方向」のドイツゲーム的魅力が詰まった作品かと。
入手難なのが惜しいなぁ。


・海賊(Pirat / Reiner Knizia / Amigo)

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「コルセア」の名前の方が有名かも。
商船カード、もしくは海賊カードをプレイすることによってゲームは進みます。
商船カードは自分の前に、海賊カードは他のプレイヤーがプレイした商船カードに対してプレイ。
これをくり返し、商船カードの獲得を目指します。
具体的には以下の通り。
プレイされた商船カードに対し、一巡の間に他のプレイヤーが海賊カードをプレイしなければ、商船カードをプレイしたプレイヤーが自身で商船カードを獲得。
海賊カードを商船カードにプレイした場合は、一巡の間に他のプレイヤーが海賊カードをプレイしなければ、海賊カードをプレイしたプレイヤーが、獲得。
ですが、もし、他のプレイヤーがより大きな数の海賊カードをプレイした場合は、その数よりも大きくなるように、手番が来たら、新たに海賊カードを追加でプレイしないといけません。
これをどちらか一方のプレイヤーが、手番時にプレイできなくなるまで(もしくは、降りるまで)、繰り返します。で、結果、より大きな数の海賊カードをプレイしたプレイヤーが商船カードを獲得できます。
この基本ルールに、「絶対勝つことのできる」海賊の親分カードや、「自分の商船カードを海賊カードから守る」提督カードが加わり、非常に熱いやり取りが展開されます。
そして、もちろん、カウンティングが重要。
今回プレイした版は、イラストがまったくもってダサかったけど(そこが魅力でもあるけれど)、ゲーム内容は抜群。「コルセア」、買おうかな。


・レスパブリカ(Res Publica / Reiner Knizia / Queen / 1991)

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「〜が欲しい」、「〜をあげます」といった形で手番プレイヤーが提示したものに、やはり「〜が欲しい」、「〜をあげます」で返す、一風変わった交渉ゲーム。
なんですが、実際は、このやりとりの中から、他人の手札を探っていく情報戦の部分も多分にアリ。
っつうか、個人的には、この情報戦の方が、勝利に近づくためには必要とみた。


・ハリガリ(Halli Galli / Haim Shafir / Haim Shafir)

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軽快なテンポで進むアクションの要素ちょいありのパーティーゲーム。
手番がきたら、手元の自分の山札から一枚をオープン。
他のプレイヤーのカードも含め、場に表になっているカードに書かれた果物の合計数が5になるようであれば、誰よりも早く、中央のベルをチーン!
で、場の表にされたカードを獲得。一番最初に山札をなくしてしまった人が負け。
これがルールのすべて。
でも、このわかりやすさがいいわけです。
単純だからこそ、やっているほどに高まるボルテージ!白熱!
言い過ぎだって?いや、そんなことないですよ!


・ハニーロード(Schleck und Weg !! / Manfred Ludwig / Zoch / 2002)

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円形のボードの上に並べられた駒。
自分の手番が来たらダイスを振り、自分の駒をダイスに描かれたマークのエリアまで後退させます。
で、写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、それぞれの駒は付属のチェーンで囲まれているわけで、後退させることによって、他のプレイヤーの駒は中央へ、中央へと寄せられるわけです。
そして、ボードの中心部にある穴。ここに他のプレイヤーの駒を落とすことが出来たら、やはり同じように落とされている(はずの)「ハチミツ」を獲得。
これをくり返し、「ハチミツ」の獲得数を競います。
「一度に複数のプレイヤーの駒を落としてはダメ」というルールがあり、ゲームとして考えられてはいる部分はあるのですが、雰囲気ですよね、楽しむべきは。
私は、もちろんアリ。


・ターボタクシー(Turbo Taxi / Friedemann Friese / Queen / 2000)

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「奇才」フリードマン・フリーゼによるパズルゲーム「Flickwerk」のリメイク。
二組のタクシー駒と出口駒をボード脇に並べ、共通の山からタイルを一枚めくって、ゲームスタート。
各自、自分の道路タイルを組み合わせて町並みを作り(共通の山によって一枚だけは指定されている)、タクシー駒と出口駒が繋がるような町並みを一番早く作った人がポイント獲得。これを規定ラウンドこなして、一番ポイントを獲得した人が勝者となります。
「ウボンゴ」や「ハイパーロボット」など、この手の同時参加型パズルゲームには面白いものが多いですが、これも他のゲームと同じく、大変に面白いゲームです。もちろん、得手不得手が出やすいので、万人に薦められるかというと、そうではないけれど。
ただ、そのテーマから、元となった「Flickwerk」と比べると(「Flickwerk」は部屋の電気配線がテーマ。味のあるシンプルなイラストで非常によかった)、タイルの視認性が悪くなったのが、早さを競うゲームとしてはどうかという気が・・・。


・銀行強盗(Banküberfall / Reiner Knizia / Piatnik / 2006)

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隠れたヒットとなった「フリント船長の財宝」に引き続いて、クニーツィアがピアトニクからリリースした超新作。今作もまた、軽いゲーム感ながら、ジレンマたっぷりの佳作でした。
銀行にカードを裏向きにプレイしていき、銀行強盗が起こったら、手元のコインを握りこんで一斉に公開。
そして、プレイされたカードを表にしてカードに記載された分のお金を分配、と。
基本的には、握りこんだコインの金額と同額を得ることができるのですが、この分配方法が非常にいやらしい。
分配は「握りこんだ金額が少ない人」から順番に行われるのですが、もし、分配されるべき金額に足りなくなってしまったら、その人(と、それ以降の人)は一切の獲得が無し。
弱気に行ってもダメだし、強気に行ってもやっぱりダメだし・・・。この辺は、まさにクニーツィアの持ち味、というところでしょうか。
この基本的な流れに、裏向きにされたカードをこっそり見ることが出来ることがあったり、「握りこまなかった人がコインを獲得できる」効果のあるカードや「握りこんだコインが没収されてしまう」効果のあるカードがあったりで、展開のバリエーションも多く、実に面白い。(もうちょっと裏向きのカードをこっそり見ることのできる機会が多い方が運の要素が減っていいかな、という気もするけど)
これは、「フリント船長」に続いてヒットの予感。問題は・・・値段?いくらぐらいになるのかなぁ。


・ジャスト4ファン(Just 4 Fun / Jürgen P. Grunau / Kosmos / 2005)

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言ってしまえば「4目並べ」。
手札の中からカードを1〜4枚プレイし、書かれた数の合計数のマスに自分の駒を配置。他のプレイヤーよりも多く配置できていればそこを自分のマスとして使うことができ、縦・横・斜め、どの並びでもいいので、4つ並べたら勝ち。
駒の配置がカードによってなので、ガチガチのアブストラクトゲームにはなっておらず・・・多分、ここをどう捉えるかによって評価がわかれそうですが・・・個人的にはかなりいいゲームに感じました。ガチガチのアブストラクトだと、弱いからなぁ。これくらいが、ちょうどいい。(笑)
カードに書かれた数を毎手番計算しないとダメ、ボード上からその数のマスを探すのに時間がかかる、などの弱点はありますが、「ほら!あそこを止めないと白が勝っちゃうよ〜」なんてやりとりをみんなで賑やかにやりながら、プレイ時間も短いので何度もプレイすれば、絶対楽しい。オススメ!
余談ですが、このゲームのパッケージに入っていたコスモス社のカタログ。「頭脳絶好調」や「ウボンゴ」や「数独」や・・・この手のゲームばっかりだった。コスモス社のこの一連のリリースの流れ、個人的には非常に興味深いところがあります。(「ブルームーンシティ」のようなゲームもリリースされているわけだけど、そのパッケージに入っていたカタログも同じものだった。コスモス社的には、こちらの流れが、今は本流?)


・トランプトリックスゲーム!(Trump, Tricks, Game! / Günter Burkhardt / Phalanx Games / 2005)

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ありえないくらい大敗。
もう、イヤだ!プレイしない!
・・・ウソ。
悔しいから、ことあるごとにプレイして、強くなりたい。


そして、最後にまたコチラを。

・ジャスト4ファン(Just 4 Fun / Jürgen P. Grunau / Kosmos / 2005)

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まだあまりドイツゲームをやったことないという方を交えてのプレイだったのですが、その方にも非常に好評でした。
見た目もいいし、「水曜日の会」としては、断然オススメしていきたいと思いました。


posted by タナカマ at 23:00| Comment(1) | TrackBack(1) | プレイレポート「水曜日の会」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"銀行強盗"いいですね。フリント船長の財宝も面白かったのでこれも見つけたら買おうかな?ただ、このメーカー、ホントに中身がスカスカでお得感がないんですよねぇ(苦笑)。
Posted by Nim at 2006年06月04日 17:23
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Excerpt: 先月は色々とお相手有難うございました。 今月のあしか的No1ゲームは、やはり「サンチアゴ」で(笑)
Weblog: asica times あしかの書くゲームねた多めな新聞
Tracked: 2006-06-02 22:51
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