2006年07月26日

7月26日 第56回「水曜日の会」

今日は、個人的にテーマ会の様相。
そのテーマとは「国産ゲーム」。
4つほど遊びました。(「モノポリーエクスプレス」含む)

・郵便馬車
・モノポリーエクスプレス
・ジェンマ
・陰陽道
・クォータークエイク
・ブロックストライゴン
・ピサ
・ヤヌス

・郵便馬車(Thurn und Taxis / A.Seyfarth / Hans im Glück / 2006)

060726_01.jpg

祝!ドイツ年間ゲーム大賞!
というわけで、2006年の「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞したコチラをプレイ。
「ソロプレイ感が強い」と評されることが多いこのゲームですが、たしかに「カードをプレイして、郵便網を作る」という部分だけを見ると、他の人に邪魔をされたり、所有カードの行き来があったりするわけではないので、そう感じるのかもしれませんが、勝つためには他人の動向をチェックしつつ「他の人に先んじてどこを取っていくのか?」なんて考えながらのプレイが必要なわけで、それは十分、他人との絡み、だと思うのですが。
たしかに私も、最初は「ソロプレイ感の強い、淡白なゲームだなぁ。」なんて印象を少なからず持っていたけど、最近は随分と印象が変わっています。十二分に濃いゲームです。
そんなこんなで、年間ゲーム大賞受賞も納得。


・モノポリーエクスプレス(Monopoly Express Casino / Garrett J. Donner, Michael S. Steer / Hasbro / 2005)

060726_02.jpg

「モノポリー」をモチーフにしたバースト系ダイスゲーム。
「モノポリー」に登場する土地、鉄道、公共会社を表すダイスを振り「役」を作っていきます。「役」というか、ようするに土地の色を揃えればいいという非常に単純なものですが。
で、「刑務所に行く」の目が三個出たらバースト。手番終了。点数の獲得もナシ。そうなる前に、ダイスを振るのをやめれば、その時の得点を獲得。
・・・と、まぁ、至極単純なありがちなバースト系ダイスゲームなわけでして。
「モノポリー」に特別な思い入れがないとツライかな。
いや、「モノポリー」に特別な思い入れがある人にとっては、これはこれでツライのかも。


・ジェンマ(Gemma / T.Tamura / Gamevalue / 2006)

060726_03.jpg

自分の城の手前に来た時に「アルティメットカード」が手札にあるか?ないか?という部分で勝敗が左右されすぎのような。
「アルティメットカード」が「ここぞ」というタイミングで手札に入らない限りは、宝石がプレイヤー間を行ったり来たりするだけで、それ以上の展開があるようには感じなかったのですが・・・。ううーん・・・。


・陰陽道カードゲーム(Onmyoudou Cardgame / M.Kobayashi / Grimpeur / 2006)

060726_04.jpg

えっ!?


・クォータークエイク(Quarter Quake / ??? / Elbat / 2006)

060726_05.jpg

手番が来たらダイスを4個振り、その目に対応した土地にコマを配置。コマが特定の形で配置されると、その土地に建物を建てることができ、以後、他のプレイヤーがその建物が建てられた土地を示すダイスを出すと、滞在費を徴収できます。
これを繰り返し、自分の所有地に建物をすべて建てることが出来たら、ゲーム終了。所持金の最も多い人が勝者となります。
マスを使った開発系ゲームには「交渉」の要素を持ったものが多いですが、このゲームはその部分をバッサリとカット。すべてはダイス次第。
ゲーム開始直後こそ、この「ダイス次第」の部分に、強い個性を感じ、魅力的に映ったのですが・・・ゲームが進むにつれ・・・これだけダイスに重きが置かれていちゃ建物が建てられませんってば。
しかも、せっかく建物を建てても、地震が来ちゃえばオシマイだし。ううーん。


・ブロックストライゴン(Blokus Trigon / ??? / Educational Insights / 2006)

060726_06.jpg

日本でも9月に発売が予定されているこのゲームをアメリカから輸入し、一足先にプレイ。
今までの「ブロックス」と基本的には同じルールなので、新鮮さは薄かったですが、ブロックの形があまりに違うので、終始変な感覚に戸惑いながらのプレイになりました。実際に盤上にブロックを持っていってみないと、はまるのかはまらないのかピンと来ないし。
基本は、今までの「ブロックス」と同じように、邪魔をすることだけを考えていては勝てない「協調のゲーム」だとは思うのですが・・・「トライゴン」なりの戦い方もあるような?どうなんでしょうか。
もっともっとくり返し遊んでみたいところ。


・ピサ(Pisa / Günter Burkhardt / Adlung-Spiele / 1999)

060726_07.jpg

「トランプ・トリックス・ゲーム!」で脚光を浴びたブルクハルトの、これまたヘンテコなトリックテイキングゲーム。
カードが配られた後に「切り札の色」、「トリックを獲得を目指すのか?獲得しないことを目指すのか?」、「カードの強さは、13を最強とした降順なのか?0を最強とした昇順なのか?」のルールを、カードによるビッドで決定します。
「手札のカードがほとんど切り札だぜ!」と思ってたのに、「トリックを獲得しない」(いわゆる「ミゼール」)というルールになってしまった時の、この切なさたるや。
ゲーム自体は、至極真っ当なトリックテイキングなれど、この「ルールがどんなものになるかわからない」という要素があるだけで、非常に新鮮なプレイ感覚。


・ヤヌス(Janus / Lothar Hannappel / Amigo Spiele / 1996)

060726_08.jpg

表も裏もない(まさにヤヌス)カードを使った非常に変わったカードゲーム。
まったく初めてみるタイトルでしたが、これが非常に魅力的なタイトルで。
ただ同じマークのカードを三枚揃えるだけのゲームなんですが、さっきまで表だったカードが、プレイヤーの間を行き来する間に裏になり、そしてまた表になり・・・どれがどのカードだよ!
このゲームの面白さと、珍妙さ、文章で伝えられないのが惜しい。
posted by タナカマ at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | プレイレポート「水曜日の会」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本日はお疲れ様でした。

プレイレポと写真見る限り「陰陽道カードゲーム」がもの凄く面白そうなんですが(笑

プラティニの大学でブロックスを遊び倒した私としてはブロックストライゴンも気になるところ。

それにしても写真が美しい…特にヤヌスや郵便馬車は写真だけで面白いゲームに違いないと思ってしまいます。実際「郵便馬車」の方はプレイして・・・だったのですが、このレポートを読んでみて何回かやらないと面白さがわからないゲームなのかなと思ったり。


ところで私のサイトのリンクにこのサイトを追加してもよろしいでしょうか?水曜会のプレイレポがメインのブログなので是非主催者であるタナカマさんのサイトはリンクに入れたいのですが。
Posted by Rooster at 2006年07月27日 06:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。