2006年10月11日

10月11日 第67回「水曜日の会」

2週間ぶりのゲーム!ということで、非常に気合が入っていたのですが、「旧版レーベンヘルツ」が思いのほか時間がかり、気付いてみれば、遊んだゲームはわずか三つ。
とはいえ、その「旧版レーベンヘルツ」が非常に濃く、面白いプレイ内容となったので、大満足の一日となりました。

・旧版レーベンヘルツ
・ホリデイAG
・クウィッチ


・旧版レーベンヘルツ(Löwenherz / Klaus Teuber / Goldsieber / 1997)

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まずは、リクエストがあったので持ち込んだコチラ。
柵で土地を囲むことによって得点を得ていく「陣取りゲーム」なのですが、一言「陣取り」で片付けることのできないほど、いろいろな要素がてんこ盛り。行動選択のパートにおける「バッティング」しかり、バッティング後の「交渉」、さらにそれに続く「勝負」という名の「入札」。
「複数の要素が複雑に絡みあった上で、一つのゲームに」という作品群の中では、最高のデキを誇るゲームかも。
その分、時間はかかりますが、中だるみすることなく進むので、許せます。許します。
難点があるとすれば、他人との直接的なやり取りを繰り返しての陣取りなので、展開によっては叩かれまくるプレイヤー(そして、その結果、ただただ沈むことも)が出てくることがある、ということでしょうか。
と、「旧版レーベンヘルツ」をベタ誉めの私ですが、だからって、よく聞かれるように「新版レーベンヘルツ」はダメ、というわけではありません。
それぞれに、いいところも有り、また、悪いところも有るわけで。「新版レーベンヘルツ」もカードプレイングによる陣取りとしては、かなりの完成度だと思っております。どっちも名作!


・ホリデイAG(Holiday AG / Wolfgang Kramer / FX Schmid / 1990)

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カードプレイによって価値が決まるチップをいかに上手く集められるか?
と、このアイデアのゲームとしては「フリンケピンケ」という傑作があるわけですが、あちらと比べると、こちらは「旅行を組む」というそのテーマもあいまって、いささかほんわかとした雰囲気。「フリンケピンケ」は価値が下がることもあり気が抜けないけど、こちらは価値は上がる一方だし。
「AG」の部分を、ドイツ語読みで「アーゲー!」と発声しながらカードをプレイ、そんな軽い感覚で遊びたい。


・クウィッチ(Qwitch / Maureen Hiron / Out of the Box / 2002)

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「アルファベット」と「数字」の2要素で構成されたカードを、開始前に振られたダイスによって決められたルールに則ってプレイし、いかに早く無くすことが出来るか?という同時参加型リアルタイムカードゲーム。
ダイスで決められるルールとしては、直前にプレイされたカードの「アルファベット」なり「数字」を「1増やす」、「1減らす」、「どちらかが同じ」の三つがあるのですが、「アルファベットを減らす」ことが難しいのなんの。すぐ混乱。
得手不得手は、絶対に色濃く出るよなぁ。
とはいえ、苦手だとしても、この混乱具合が楽しいっていうのはあるかと思います。


最後に、いつも通り、他のレポートが読めるサイトへのリンク

「ボードゲームスタイル(水曜日の会)」
「10月11日水曜日の会」
乗車券メルクリン、郵便馬車、ショッテントッテン、旧版レーベンヘルツ
posted by タナカマ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | プレイレポート「水曜日の会」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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