2012年11月07日

「テラミスティカ」:勢力インプレッション 第1回

「テラミスティカ」を多くの方が楽しみにしてくださっているようで、ありがとうございます!
私自身、十日間ですでに6回ほどプレイするというくらい気に入っているタイトルなので、大きな期待を寄せていただけるのは、本当に嬉しいです。

せっかく多くの方が楽しみにしてくださっているので、さらに面白さをお伝えしたいと思い、「テラミスティカ」の重要な要素であり、面白さの一つでもある、「勢力」について、簡単なインプレッションを書いてみたいと思います。
ちなみに、「第1回」と付いてはいますが、プレイを重ねたタイミングでこの記事は書いていく予定なので、プレイを重ねない限りはいつまでも回は更新されません。あらかじめご了承ください。
では、早速いってみましょう!

・魔女(プレイ回数:3回)
能力:町を建設したとき、勝利点5点を追加で得る。
砦による能力・効果:空いている森林へクスに(コストを払うことなく)住居駒を置くことができる。


インプレッション:
「町」とは、ゲーム中に自分の建物が少なくとも4へクス繋がるように、かつ、その4へクスの建物のパワーが7以上となった場合に建設されるボーナス要素。
このボーナスがかなり大きいのですが、一度、町が建設された「繋がり」は、以降、どれだけ延ばしても、また、パワーを高めても町は建設されません。
ボーナスが大きいとはいえ、プレイヤーが通常のプレイで持つことのできる「繋がり」は、2つか3つのことが多く、「町」をプレイの中心に据えることは難しいものになります。
しかし、魔女は、離れたところにコストを支払うことなく住居を建て、そこから新たな「繋がり」が作れるため、「町」の建設はある程度自由が利くのです。
加えて、追加の5勝利点。これを狙わない手はありません。
このわかりやすさこそが魔女の最大の強みといえるでしょう。
とりあえず、砦を建てれば、そこから先の戦略はさらに見通しがよくなりますし、ほかのプレイヤーとの「陣取り」の部分でも、離れたところに住居を建てられるということは、封殺されにくい、ということになります。
見通しがよく、苦しくない。
「最初のゲーム」に含められているだけあり、誰でも遊びやすい勢力でしょう。

・人魚(プレイ回数:1回
能力:町を建設するとき、河川へクスを一つ飛ばすことができる。
砦による能力・効果:建設時、即座に(一回だけ)船舶トラックを一つ進める。

インプレッション:

町を建設する際に、なかなか厳しい障害となる河川へクス。なぜなら、町を建設するための「繋がり」は、河川へクスをまたいではダメだからです。(橋をかけることで「繋がり」とすることができます)
人魚は、その河川へクスを一へクスとはいえ飛ばせるのは大きな強みです。
また、初期状態で船舶のレベルが1あるため、とりあえず、河川へクスを中心に広く陣地を展開させていけばゲームを有利に進められるでしょう。
ただ、その広く浅くの状態ではゲーム終盤に息切れするのは必至。砦による能力が持続性のあるものではないこともあるので、他のプレイヤーに陣地の広さ、労働者の数でプレッシャーをかけたら、早めに恩恵タイルを得て、さまざまな能力、効果を得る必要があるでしょう。
このタイミングの見極めはなかなか難しい印象ですが、河川へクスをそれほど気にしなくてもいいのはストレスが少なく、楽しく遊べる勢力です。

・混沌の魔術師(プレイ回数:1回)
能力:ゲーム開始時、初期配置できる住居駒の数が一つ。(通常は2つか3つ)
砦による能力・効果:各ラウンドごとに一度、二つのアクションを続けて行える。

インプレッション:

初期配置できる住居駒が、ほかの勢力の半分という、とにかくスロースターター。
砦建設後は、手が早くなるとはいえ、そのためには陣取り部分で封殺されることなく、確実に陣地を広げておく必要があるため、序盤はかなりシビアでしょう。
序盤がシビアということは、ラウンドごとのボーナスタイルによる得点も序盤は狙いにくいため、ほかのプレイヤーが先行しがちな得点にもプレッシャーを感じることになるでしょう。
私自身、最初のプレイではまったくその通りで、すべてにおいて終始後手後手。
歯ごたえありまくりの上級者向けの勢力ではないでしょうか。
想像以上に苦しいですよ!

・巨人(プレイ回数:1回)
能力:地形の変換に必要なスコップが常に2つ。
砦による能力・効果:スコップを2つ得ることのできる建設アクションを、スペシャルアクションとして使えるようになる。

インプレッション:

スコップが1つ〜3つ、地形によって必要な数がかわる地形の変換が、すべてスコップ2つになるという個性的な能力の巨人。
一見、使いやすそうな能力に見えて、序盤、ただでさえ大変な地形の変換が、1つで済む地形がなく、どこでも2つかかるというのは、かなり厳しい。
砦を建てた後、圧倒的に楽になるため、とにかく砦を目指すのが重要でしょうか。
砦に的を絞るならば、いっそスコップのレベルを上げることをせず、代わりにその分のコストをどう使うかが鍵になりそうです。
司祭を教団へと送りこみ、教団ボードの進め具合でほかのプレイヤーにプレッシャーをかけつつパワーを得るのが良さそうですが、じゃ、司祭を得るために砦を建てる前に神殿を建てるのか?と言われると、ちょっと答えに窮してしまうところ。
実際のプレイは、なかなか面白かったので、個人的には気に入っている勢力です。

というところ。
プレイを重ねたら、またインプレッションしてみたいと思います!

posted by タナカマ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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