今回も実に多くの方にお越しいただきました。ありがとうございます。
さて、今回、自分の遊んだゲームですが、「トンガボンガ」と「テキサスローレム」という、ちょっとめずらし目のダイスゲームを二つプレイ。
「ダイス」という共通項がありながら、どちらも楽しさの質は全く違うもので、ドイツゲームの奥深さを再認識。
・トンガボンガ
・テキサスローレム
・ボーナンザ
・トンガボンガ(Tonga Bonga / Stefan Dorra / Ravensburger / 1998)

給料を提示して船員を雇い島を巡るレースゲーム。
各プレイヤーは、最大三人の船員を雇うことが出来、この船員の能力によって船の移動力が決まるのですが(レースゲームなので、もちろん高い方がいい)が、雇うために提示した金額が高ければ船が速くなるのかというと、そうではないのがこのゲームの面白いところ。
まず、各プレイヤーが、自分の「船長」と「操舵士」の給料を提示します。
次に、各プレイヤーはダイスを振り、船に割り振っていきます。
この時、どれだけいい目が出ても、自分の船には割り振れないのが、ミソ。
他のプレイヤーの船に割り振るのですが、高い目であればあるほどに、提示された給料を得られる可能性が高く・・・しかし、それはダイスが割り振られたプレイヤーの船が「速く」なることに繋がるわけで。
お金が欲しいが高い目は出したくない。でも、低い目だとお金がもらえない。そして、自分の船を速くするためには、高い給料を提示しないといけない。しかも、最終的な勝敗は、所持金で決まると・・・ああ、もう!
と、ダイスの目、他のプレイヤーとの思惑の絡み具合、いやぁ、実に翻弄されます。
その翻弄され具合に、終始賑やかなプレイ風景に。
面白い!
・テキサスローレム(Texas Roll'Em / Richard Borg / SimplyFun / 2005)

ダイスを使ったブラフゲームの名作「ブラフ」から派生したダイスブラフゲーム。
基本的には「ブラフ」と同じく場全体のダイスの目を予想していくのですが、「ブラフ」と違い、コチラはミスをした時に失っていくものはチップになっています。
じゃ、ダイスはどうなのか、というと、ダイスが「減っていくだけ」の「ブラフ」と違い、コチラは増えたり減ったりと(正確にはじんわりと減ってはいく)流動的。
「ブラフ」の場合、ダイスが減っていくことがゲームのボルテージを上げるのに一役かっていると思うんだけど、このゲームは上記の通り流動的なので、個人的にはちょっと冷めていたかも。
「ブラフ」を元に、少し違ったゲーム性を!というのは非常に惹かれるもがあったし、プレイしていてもたしかに魅力的には感じられたけど・・・なんか、惜しい。
・ボーナンザ(Bohnanza / Uwe Rosenberg / Amigo Spiele / 1997)

先週に引き続き、二週続けてのプレイとなった「ボーナンザ」。
私にとって「好きだけど勝てないゲーム」の代表的な一作なんだけど、今回プレイしてみて、私がどうして勝てないのか、少しわかりました。
多分、たくさん植えてから刈り取ることに固執しすぎ。
たくさん植えたいがために、他のプレイヤーに対して豆をどんどんあげちゃっているんではないかと。緩すぎ。
というわけで、次はもうちょっと辛いプレイを。