2007年07月27日

ゲームレビュー: 手荷物検査(Hart an der Grenze / André Zatz, Sérgio Halaban / Kosmos / 2006)

ムダに?凝った旅行カバンがインパクト大なこのゲーム。
だけれども、インパクトだけのゲームではなく、内容も実にイイ!のでした。

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今までのブラフゲームの多くが、「ウソをつく→ドキドキする→通った!(バレた!)」ということだけで成り立っていたところに・・・もちろん、これだけでも十二分にゲームとして面白いし、このゲームでも柱となるのは、この流れなんだけど・・・この「バレた!」の後に、「保安官を買収する」という違った展開を盛り込んだのが、偉い。
結果、プレイ時間が長くなってしまうという弊害も生まれたけど、そんなのは些細なこと。
告発をされなかったプレイヤーは一時「蚊帳の外」と言った感じになってしまうのも、そこは茶々を思い切り入れて楽しんだりして、ゲーマー的力量ではなく、プレイヤー的力量でカバー。
あ、そういう意味では、このゲームはブラフゲームを柱にしているけど、その実、コミュニケーションゲームとしての側面も大、なのかも。
その気になって「保安官」、「密輸人」を”らしく”プレイするのも大事だしね。

荒削りだけれど、光る部分をところどころに見ることのできる、こういうゲームは、個人的に高評価。
posted by タナカマ at 02:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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