言葉なんか通じなくったって、ゲームの楽しさは伝わるんだい!なんつって。(笑)
・パトリツィア
・キャッシン
・80日間世界一周
・パトリツィア

店にふらりと現れたアメリカ人のDさんを誘っての「パトリツィア」。
日本語がまるでわからないDさんに、英語がまるでわからないメンツで無理やりなインスト。9割日本語で1割英語ぐらいの割合。あと、身振り手振り。
でも、意外となんとかなってしまうもので、ゲームは十二分に楽しむことができました。Dさんも楽しんでいただけたようでなにより。
ゲームとしては、いつも通りの安定した楽しさ。終盤に、一気に煮詰まっていく感覚、非常に好きです。終盤前にどうにもならない人が出ている可能性はあるけど・・・あ、いや、今までそういったことなかったから、そんなことないのかな。(笑)
・キャッシン

「コンビット」のリメイク。
もとの「コンビット」は、テーマ性まったく無しの幾何学的な好みが分かれそうなカードデザインだったかと思うのですが、こちらはマネーゲームという分かりやすいテーマとデザインに。それでも、システム的とテーマとの解離性は非常に高いけど。その辺は、もともとアブストラクトなゲームだから仕方ないところなのかな。
このゲームのキモは手番の選択肢のうちのひとつ「手もとの物件を売る」という行為が、「パス」の役割を担ってもいるということじゃないでしょうか。事実、今回、「ここだ!」というタイミングで売ることができず(パスすることができず)、嫌々ながら場のカードを取らされたことが何度か。悔しい!
・80日間世界一周

手札マネージメントによるレースゲーム、でありながら「誰よりも先にゴールする」ことを目指すのではなく、カードの使用時に消費される「日数」をいかに抑えるかによって勝敗が決まるという一風変わったシステムが面白み。これ、平たく言うと「消費ポイント制」みたいなものだけれど、それが新しい形でシステムの根幹にかかわっていて、かつ、ちゃんと魅力に繋がっているというのは、ドイツゲームの底力を感じさせます。