総勢9名の参加者のすべてが顔見知りだったので、朝10時過ぎから夜21時まで、のびのびと遊べた。
では、ここから遊んだゲームの感想を。
【マグナグレキア】

未プレイの2人を誘っての4人。
今回はとにもかくにも自分の都市を合併?させて、それによって売却した市場を復活させ、稼ぐ作戦。
一度しか得点機会の無い市場をうまく回して繰り返し得点を稼ぐことを目指したわけですが、固執しすぎたせいで撃沈もいいとこでした。トホホ。
お互いが道で繋がっている都市を合併してしまうということは、それぞれの都市の価値を1下げてしまうことになるわけで、気付いてみれば、ただでかい都市が出来ているだけで、それほど価値が高くならないことも少なくなかった。
うまく合併を行うセオリーを確立させてみたい、と強く思った。
これはまだまだ遊べそうだ。
【バイソン】

6人でプレイすることになった「電力会社」の隣で。3人プレイ。
クラマーとキースリングの名コンビによる陣取り。って、このスタイル、何作あるんだ?(笑)
で、今回プレイの「バイソン」。
2006年発売のこのタイトル、名コンビによる作でありながら、評判をほとんど聞きません。
評判をあまり聞かないということは、そのデキはイマイチ?・・・と思いきや、これがなかなかに渋くソリッドなゲームで。ビックリ。
手番が来たら6つのアクションのうち一つを選んでプレイ。それを各プレイヤー4手番行い、ラウンド終了、決算。これを決められたラウンド行ったら、最終決算になります。
と、素直な作りなのですが、いたる部分がそぎ落とされまくっていて、苦しいことといったら。
とくに、リソースのギリギリ加減がヤバい。陣取りの足がかりになる「ハンター駒」の数がヤバい。陣取りでありながら、8個しかないってなんだよ!
足がかりの「ハンター駒」もヤバければ、ハンターから置き換えるテントやらカヌーの数もヤバい。最大数値である「4」、「3」のテント、カヌーはそれぞれ各プレイヤー一個ずつ。使ったら、オシマイ。ええっ!?
これらのリソースのキツさによって、どこか集中的に突っ込むことも、また、細かくばら撒くこともしづらく、終始気が抜けない。
詳しくは書かないけれど、最終決算による勝利判定も実に気が利いていて、リソースを溜め込む戦略も使えないし、いやはや・・・この削ぎ落とされ感といったら。
ファーストプレイで得られるゲーム的カタルシスは薄いかもしれないけれど、ボディーブローのように効いてくるジワジワくる面白さはかなりのもの。
いくつもこのスタイルで陣取りを作ってきたからこその一つの到達点。ドイツゲーム的陣取りのある種の「極み」だと思う。
【ミケリノス】

以前から一度は遊んでみたいと思っていたイスタリ社のコチラを待望の初プレイ。3人で。
今のところ一番新しい「アミティス」と比べると、はるかにシンプルな作り・・・ではあるのだけれど、この、細かい要素が絡み具合はまさにイスタリ社。
各キャラクターの特殊能力もシンプルで分かりやすいものながら、非常にきいたものになっていて、好感。
【メディバリア】

一度遊んで、なんとも評価しづらかいゲームだな、という印象だった(=トホホ)こちらのタイトルを改めてプレイ。4人。
「トレーディングカードゲームから、カードプレイとリソース管理、ハンドマネージメントを残して、マルチゲームにしました」という狙いどころはわかるのだけれど、共通の山札を使っている時点で、思い切り運の比重が高まっているように思うのだけれど、どうなんでしょうか。
やってやられてのあからさまな消耗戦の様相を呈すことが多そうだし、結局、印象としては「トホホ」のまま変わらず。しょぼん。
今回は、なんと言っても「バイソン」。
面白さのあまり、長い文章となってしまいました。近いうちにちゃんと紹介を書きたいなぁ。