2008年05月14日

5月14日 第146回「水曜日の会」

朝から降っていた雨も午後には上がり、今週も多くの方に足を運んでいただきました。
・・・の割に、「水曜日の王決定戦」のエントリーは少なめ?なんて考えちゃうのは、主宰者のワガママ?
いや、でも、ホント、沢山の方に参加して欲しい!一年一度のお祭り企画だしね。
というわけで、よろしくお願いします!

【アクアレット】
ずっと遊びたかった最新作をついに入手したので、早速持ち込んでプレイ。
昨年のドイツ年間ゲーム大賞の「ズーロレット」の続編的位置づけだし、ルールをざっと読んだ限りではさほど変更点らしい変更点がなくゲーム性にそれほど大きな違いがあるようには思わなかったのですが・・・いやぁ、遊んでビックリ。まったくもって「ズーロレット」とは別物。キツさたっぷりのシャハトらしいゲームに仕上がっていました。
個人的に「ズーロレット」とは大きく違うなぁ、と思ったのが、集める動物の強い意思表示がなく、臨機応変に集めていくことが重要になったということ。
って、この書き方ではわかりづらいかと思うので、もう少し具体的に。
「ズーロレット」では、獲得したタイルを檻に入れていくわけですが、この時に「6」の檻に入れるのと「4」に入れるのでは、大きく意味合いが変わってきます。というのも、「6」に入れるということは「私はこれを積極的に集めますよ」という意思表示にもなっているわけで、お互いに、「何を」「どれくらい」集めようとしているのか、ということをにらみ合いながらのゲーム展開に自然となるわけです。
これが「アクアレット」では、配置の仕方に若干の意思表示めいたものを感じられはするものの、それは、さほど重要ではなく、その後のタイルの流れの見極めだったり、獲得したタイルを臨機応変に置いていくことがより重要という。
あ、そういう意味では、「コロレット」の正統な流れを汲むボードゲームというのは、むしろこちらの方なのかも。
で、「ズーロレット」とどちらが面白いのか、というのは気になるところだと思うのですが・・・個人的には断然こちら。
っつうか、「アクアレット」には「名作」になる力が十分にあると思う。
面白いよ、マジで。


【メイクンブレイクエクストリーム】
ブロック積みゲーの大名作「メイクンブレイク」の高難易度版。
たしかに「メイクンブレイク」の楽しさをさらに推し進めるやり方に「高難易度」という方向はふさわしくないのかもしれませんが、「メイクンブレイク」と比較せずに、これを一アクションゲームとして見るならば、このゲームのブロック自体のバカバカしさ、お題カードのバカバカしさは十二分に魅力的。
お題カードをめくった時の「この積み方、一体なんだよ!?」というのは、このゲームでないと味わえない。
「ブロックが木製ではないのはマイナス」というような評価をきいたことがありますが、それは的外れすぎな気がする。木製コンポーネントはたしかにドイツゲームの魅力ではあるけれど、それにばかり気をとられて、きちんとゲームを見れなくなっては・・・。
特殊カードも賑やかに楽しむために気の利いたものになっていることもあり、盛り上がる。大人のパーティーゲームとして、非常にオススメ。


【ヴィラパレッティ】
定番バランスゲームを久々にプレイ。
今回、全員が非常にいやらしいプレイを繰り返し、二段目から三段目にかけて、というところで早くもガチムード。
結果、三段目を支える柱が二本!という状況に。二本って!はじめて見た。
常々、「ドラマの生まれやすいゲーム」というものが確実にあると思っているのだけれど、この「ヴィラパレッティ」もそうだよなぁ。


【ヒステリーコーチ】
一人の監督を担当するプレイヤーと、そのチームの選手を担当するプレイヤーとでプレイするサッカーをテーマにしたチーム戦ゲーム。
監督は配られたカードに書かれたメンバー表を見ながら、プレイヤーに指示を出し、その指示に従って、選手プレイヤーはコマを動かし、ボード上で特定の配置に出来たら勝ち。ゲーム進行はリアルタイム。
と、これだけだと素直なパーティーゲームっぽいですが、実際は細かいルールによって、バカすぎるゲームになってまして。
まず選手の名前が、めちゃくちゃ。早口言葉なんじゃないか?というような感じ。それぞれの国の「そんな名前の人いそう!」というものではあるのだけれど。かつ、似ている名前がいっぱい。
そして、監督が指示を出す時も具体的な方向や位置を口にすることは出来ず。
この二点のルールによって、プレイは大混乱。バカバカしいなぁ。
で、感想ですが、このゲームが狙っているものは非常に好みながら、ゲームとしては、ただ賑やかになるだけで、ゲーム的な盛り上がりはちょっと微妙。
デザイナーもそういう狙いで作っているんだろうけど、それにしても、もう少しやりようがあったような気がする。


【アクアレット】
あまりに面白くて、本日二回目。
で、二回やって気づいたのですが、このゲーム、「コロレット」のように同じ種類を多く集めるほどに得点が上がっていくようにはなっておらず、同じ動物タイルを何枚集めても得点は常に一枚一点。かつ、同じ種類の動物タイルを5枚集めるごとに手に入る従業員コマが結構強力で、これの獲得を狙おうとすると、自然と満遍なく集める必要が出てくるわけで。
でも、もともとの動物園ボードが狭い!満遍なく集めるには向いてない!最初に動物園ボードに配置していい動物は三種類まで!そんな制限まで!
いやはや、なんとも悩ましい。ゲームが始まってすぐから、もう、悩ましい。
動物園ボードを拡張することによって、広くすることも、配置できる動物の種類を増やすこともできる(種類の増える拡張は同時に広くもなる)のですが、この拡張用のボードがまたニクイ作り。
動物の種類を増やす拡張ボードは、種類は増えるものの、広くさせるには使い勝手が悪く、種類は増えたものの「悩ましさ、解消されてねぇよ!」っていう。使い勝手のいい拡張ボードは、種類を増やしてくれないず・・・やっぱり「悩ましさ、解消されてねぇよ!」。
面白いなぁ、コレ。


【アクアレット】
で、またもやプレイ。三回目。(笑)


と、ここまで。
あまり特定のゲームを一日の中で続けて遊ぶことはないのだけれど、「アクアレット」があまりに面白く、メンツを変えつつとはいえ、三回もプレイ。
来週は、「ズーロレット」と組み合わせて遊ぶ「メガレット」(勝手に命名)をぜひともやってみたい。
あ、「ピーパー」やってないや。やりたかったなぁ。
あと、「アクアレット」の後ろで遊ばれていた「マニラ」、何度もドラマが生まれたらしく、大変な盛り上がりをしていたのが印象的だったなぁ。

posted by タナカマ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | プレイレポート「水曜日の会」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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