前回の発表から早3年・・・。
突然の大復活!今月のゲームセレクション!
その月で印象深かったタイトルをランキング形式で紹介するという、このエントリー、もはや誰も覚えてないんだろうなぁ。(笑)
でも、これからは毎月、しっかり発表していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
- 1位:マオリ
タイルを獲得しては、自分のボードの上に配置していかに美しい島々を作るか、という夏に相応しい一作が今月のオススメ第一位。
タイルは、それぞれのプレイヤーが持つ、自分のボード上に置いていくため、タイル配置ゲームにありがちが「イジワル」が起きにくく、非常に遊びやすい。とはいえ、タイルを獲得する際のファクターである、船を動かすアクションは、単純ながら気の利いたシステムで、他のプレイヤーとの絡みも適度にあり、物足りなさはほとんど感じない。
また、船が描かれたタイルを得ることで、少しだけタイル獲得の自由度が増すという拡大再生産的な要素もあり、戦略の幅の広さもそれなりにありそう。
一風かわったゲームを作り続けるデザイナーのブルクハルトの新作、だけれども、この遊びやすさ。
新たな定番ゲームとして、持っていて損はないと思う。
あ、ヴァリアントルールによって、いやらしい制約を持たせて歯ごたえを増すこともできるので、「遊びやすい?それってヌルいってことなんじゃないのー?」なんて方も、試してみる価値は大、だと思います。- 2位:ロバはだあれ?
大貧民とトリックテイキングが出会った・・・みたいな手軽なカードゲーム。
それまでにプレイされているカードよりも大きいカードを出す、というモロ大貧民的なルールが根っこにあるんだけれども、プレイできるのは一巡だけ・・・と、この辺はトリックテイキングっぽい。
この「一巡だけ」というルールが非常に利いていて、リードプレイヤーになりたければ、積極的に大きなカードをプレイしていかなければならず、自然と、数字の低いカードと大きいカードが多くプレイされる形に。これが、結構、大貧民と違ったプレイ感を味わわせてくれ、非常に好印象。真ん中くらいのカードが多く残るので、締まった展開が続くようになっているというか。
もちろん、忘れちゃいけない「ロバ」カード。このカードによる逆転要素や、ドラマ性の高さも、なかなかのもの。
派手さはないけれど、いろいろな人に紹介したくなる、そんなタイトルかと。- 3位:ルアーブル
久しぶりに遊んだ「ルアーブル」が、強烈に面白くて、オススメ第三位。
7月に遊んだ時もそうだったのだけれど、「とにかく出荷だ!」と思っている私でありながら、ここのところ、まったくもって出荷が奮わず・・・。
以前、繰り返し遊んでいた時は、スムーズに出荷体制が取れたんだけどなぁ。
というわけで、しばらくはやり込むということで決まり。- 4位:頭脳絶好調スペシャル
もととなった?「頭脳絶好調」とは似ても似つかないシステムのアブストラクトゲームの「スペシャル」。
プレイ感の違いから、ファンであればあるほど微妙な印象を受けることになってしまいそうだけれど、なかなかどうして、結構イケてます。コレ。
「砂漠を越えて」的なエッセンスを色濃く感じたので、陣取り好きの人には一度遊んでみて欲しいタイトル。- 5位:サギ師
あっと、これも「頭脳絶好調スペシャル」と同じくクニーツィアだ。
推理となる手がかりがブラフより少ない!なんて声も聞こえますが、「ゲームが進むにつれ手がかりが増える」、「数を予想するのではなく、とんでもないビッドで他のプレイヤーを積極的に騙していく」というゲームだと思うと、これはこれで大アリ。というか、面白い!
そんなとこ。
来月(これを書いているときは、すでに来月であるところの9月だけれど)は、「エンデバー」、「スチーム」辺りを遊んでみたいところ。